小学生がメルカリで売るためにしてあげた6つのこと、ビジネスマインドの育て方

小学生がメルカリで売るためにしてあげた6つのこと、ビジネスマインドの育て方

 

最近話題のNintendo Switchのゲーム「あつまれどうぶつの森」。我が家の小学生の息子も、発売後はずっと「欲しい欲しい」と話していました。

普通の家庭なら、お小遣いを貯めて買いなさい、という感じになるかも知れないですが、我が家の場合では、「自分で稼いで買ったら良いじゃん」と言うのが普通の答えです。

小学生でも稼げる時代

もし、自分の子どもの頃にこう言われたとしたら、お父さん何言っているの・・・という感じになったかも知れないですが、今は、小学生Youtuberがいるくらいですので、小学生でも簡単にお小遣いを自分で稼げる仕組みが色々とある時代です。

で、今回作ったミッションは、家の中にある不要な物をメルカリで売るので、その出品をするなら、売上から手数料をあげよう、というものです。

メルカリは本当に簡単に物が売れていくので、手軽な副業にもピッタリです。単に子どもにいらない物を出品させていってもいいのですが、ちょっとしたポイントを押さえることで、より売れやすくなり、かつ、モチベーションもアップします。

またこういった小さな作業がビジネスマインドを育てることにも役立っていくため、今回はそんな小さなポイントをまとめてみます。

小学生がメルカリで売るときに注意したポイント6個

1. 売れそうな物を選んであげる

家の中の不要な物なので、もちろん適当に出品してもいいです。

でも、例えば10個も20個も出品したのに、何日たっても全然売れないとなれば、大人でもやる気をなくしてしまうでしょう(メルカリはそんなことはあまりないとは思いますが)。

子どもだとなおさらで、ちょっとでも反応がないと、すぐに関心をなくしてしまいます。

メルカリは基本的には深く考えなくとも売れるのですが、それでも売れやすいもの・カテゴリ、というのがあります。

私はネットビジネスを幅広くやってきたので、アマゾン、ヤフー、楽天、メルカリと、プラットフォーム毎の特色は把握しているのは、ある程度当然です。ただ、別にこれは専門家でなくとも、傾向ぐらいであれば少し調べれば分かることですので、誰でもできることではあります。

カテゴリと品物さえちゃんと選べば、メルカリは本当に簡単に売れていくので、モチベーションを維持するにはヤフオクとかよりも良いのではないかと思います。

2. 出品価格も子どもが決める

 

商品の出品価格というのは、物販では当然重要なことです。

ちょっと話がずれますが、価格は安すぎてもいけず、高すぎてもいけないものです。ある程度の「適正価格」、と言うのを見極めるのが大切です。

安すぎれば、本来もっと高くても十分に売れたのに、売り手として損をしてしまうことになります。

逆に、高くても買う人がいるような商品でも、どんどん高くすれば良いというものではありません。これは最近話題になったマスクの転売を考えれば明らかです。

適正価格を大幅に超えた値段で販売すると、必然的に商品に対する顧客満足度は大幅に低下していきます。そうすると、継続した販売は難しくなってきます。(ただ、マスクの転売をしていた人が顧客の満足度なんて言う概念を持っていたかどうかはかなり微妙ですが。。)

つまり、ある程度の適正価格で出品することが、売り手・買い手双方に取って良いことなのです。

で、話は戻りますが、上のような話は子どもにしても意味はありません。大切なことは、どうやって価格を決めるかの方法を説明してあげることです。

例えばメルカリで売る場合、アマゾンとか他のサイトでは同じ商品がいくらで売られているのか、また、過去にルカリで同じ商品がいくらで売れたのかを調べるなど、方法といってもそんなに難しいことではありません。ただ、ここもちゃんと教えてあげることで、応用が可能になっていきます。

うちの子どもの場合は、この方法を覚えて、自分が持っているいらないおもちゃの中にも高く売れないものはないかと、自分で調べるようになっています。

こういった「方法を教えてあげる」と言うことで、応用が広がることはよくあります。

3. 出品作業は子ども1人でする

2.とも関連しますが、基本的に出品作業は商品の写真撮影から、説明文の作成、値付けまで全部1人でさせることにしています。もちろん、確認作業をお願いされればしてあげますが、写真の撮り方とか、説明文の書き方も1度教えればそれ以降は基本的には手伝わないようにしています。

一通り全部1人でさせるようにすると、何個かしていくと手順を覚えてしまいます。逆に中途半端に手伝っていると、結局いつまでたっても出来ないことが多いです。

別に出品に失敗したからといって、取り返しが付かないようなことになることはほとんどないのため、出来ることは全部1人でさせるのが良いでしょう。

そうしているうちに、写真の撮り方なんかも自分で工夫をして、大人がやるよりもうまくなっていったりします。

4. 売れるコツは教えてあげる

メルカリとかヤフオクとかのプラットフォームは、ちょっとしたコツを工夫することで売れやすくなることがあります。そういったコツはさりげなく教えてあげるほうがいいです。

これは 1. とも関連しますが、やはり作業に対する見返りは、できるだけ早くにある方が良いのは当然です。そして、同じ作業をするにしても、ちょっとした違いで売上に違いが出るのであれば、それは最初から教えてあげておいた方が良いのも当たり前でしょう。

ただ、めんどくさかったり、どうせ勝手にやらせるのだからと、こうしたちょっとしたポイントは抜かされてしまうことも多いものです。

ちなみにこういった「売れるための」情報も、専門家でもないし分からない、なんて考える人がいるかも知れませんが、ネットで簡単に調べられ、それこそ、解説動画を出しているYoutuberなんかもたくさんいます。

大人がする場合にも言えるのですが、実は少し時間を取って前もって調べておくことで、後々継続する場合に違いが出てくることはよくあります。

特にネットビジネスにおいては、これまで色々な人が試してきた方法があるため、ある程度「効果が出る正攻法」を学習することはそんなに難しいことではありません。

それを積み重ねられると、最初は小さな違いでしかなかったものが、気がつけば大きな違いになっていたりもします。

5. 最終確認はしてあげる

基本的に作業は1人でするようにすると先に書きましたが、最終的な確認はしっかりとしてあげます。

確認するのは当然と考えるかも知れませんが、人がやった作業を確認するのはそれなりにめんどくさく、抜かしてしまう人も多いものです。

子どもがする場合、どうしても細かいミスがあったりしますし、もう少しこうした方が良いんじゃないかってところが出てきたりします。そういう所はちゃんと伝えてあげて、子どもが自分で修正することが大切です。

私の仕事では外注をすることも多いのですが、「ああこの人、またここでミスしている」、と思いながら、結局毎回自分で直してあげていることがよくあります。

ミスを指摘するのはちょっと気が引けますし、伝えるためにも時間がかかるのでめんどくさくなってしまいます。ただ、注意をしてあげないと分からないミスもため、やはりしっかりと確認して、そして、だめだったところをちゃんと伝えることは大切です。

6. あくまで売れてからのお小遣いにする

ここもポイントだと思うのですが、出品作業に対するお小遣いではなく、売れてからそのいくらかを手数料としてあげることも大切です。

売れる売れないにかかわらず、1個出品したらいくらお小遣いをあげるという、「定量作業」に対する報酬は簡単なことなのですが、これだと子ども自身で工夫をしていく必要がなく、単なる「労働者的な作業と報酬」で終わってしまいます。

売れたら売上から手数料をあげるよ、と言う話にしておくと、少なくとも売れるためにどうすれば良いか考えながら、出品時にも工夫がでてきます。

大人が副業をする場合にも言えるのですが、アルバイトの時給のように作業に対する報酬が決まっている場合、あえて工夫して改善していこうという意識は少ないのが普通です。一方で「成果報酬」の形にすれば、そのためへの改善意識というのがでできます。

また「売れてから」ということは、「売上金額」から、「メルカリ手数料」と「送料」が引かれることも教えることが出来ます。つまり、商品は売上が全て利益になるのではないと言うことを学べます。売上から、いろいろと手数料が引かれて、そこから自分にもらえる金額が決まる、と言う流れです。

すぐには難しい話ですが、将来的にはこの「経費」の部分をいかに調節して「利益率」を上げていくか、という考え方の基礎にもつながります。

少しの工夫で結果は大きく変わる

以上、ざっくりこんな感じです。細かい部分をちょっとだけ注意することで、結構大きな違いが出てきたりします。これは、ネット系のビジネスでは多かったりします。

こういうことが簡単にできるかどうと言うのは、親のネットリテラシーも多少は影響するかも知れませんが、作業を行う前の少しの準備が後々大きく影響してくるものです。

これは、単純に1回の作業に対することに対してもそうですし、将来的な応用に関しても違いが出てきます。

自分で副業をするときも、ただ単に作業のようにするのではなく、「少しの調査」「工夫できる部分の検討」「将来への応用」といったことを考えながらすることで、1つ1つの作業の結果が変わってきてますし、その積み重ねが将来への大きな違いになって現れてきます。

我が家の息子ですが、結局1週間ぐらいでお金を貯めて、あつ森をゲット。ゲームの中でローン地獄と戦っています~

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