ロジクールのキーボードとマウスを10年以上使い続けている理由

ロジクールのキーボードとマウスを10年以上使い続けている理由

ロジクール

Webの仕事をするときに不可欠なキーボードとマウス。

まったく気にしない人も多いかも知れませんが、どの様なものを選べば良いか迷う人も多いのではないでしょうか。

私はこれまでキーボードもマウスもそれぞれ数え切れないほど使ってきたと思いますし、現在でもそれぞれ10種類近く保有しています(もちろんパソコンも複数台保有していますが)。

ある意味、キーボード・マウスマニアと言えるかもしれませんが、そんな私がここ10年以上使っているのが、「ロジクール(Logicool)」ブランドの商品です。

今回は、Webで仕事をするときにどんなキーボードとマウスを選べば良いのか、また私がなぜロジクール製品を使い続けているのかについて、解説していきます。

Webの仕事をするならキーボードとマウスの質は大事

キーボードとマウスなんて使えればあまり気にしない、と言う人もいるかと思います。

ただ、私のようにWebで仕事をしている場合、毎日何時間も、時には1日10時間以上もパソコンを使い続けると言うことは珍しくありません。

そうなると、「キーボード」と「マウス」の質はそのまま仕事の効率に直結します。

使いづらかったり反応が悪いマウスを使っていればそれだけでイライラしてしてしまいますし、キーボードの打感も仕事に影響します。

ただ一方で、質をあまり気にしないという人や、使えれば何でも良いと言う人は、安いものでもそのレベルのものを使い続けてしまい、それが普通と考えてしまっている場合も多いようです。

とにかく高いものを買えば良いというものでもありませんが、安いものであればそれなりの性能となってしまい、(気づかないとしても)結局仕事の効率を下げてしまいます。キーボードとマウスに関しては、それなりのしっかりとした質のものを選ぶことが仕事の効率に直結するのです。

マウスの選択基準は

では、私が使っているキーボードとマウスについて、その選択基準を紹介します。なお私が使っているのはWeindowsのパソコンになるため、その点は前提条件としてご了承ください。まずは、マウスから紹介します。

これまでも何種類ものマウスを使ってきましたが、現在メインで使っているのは以下のマウスです。

ロジクール MX MASTER 2S ワイヤレス マウス MX2100CR Bluetooth 無線 ワイヤレスマウス windows mac グラファイト 国内正規品

私の選択基準は大きく、
1) 無線で使える
2) センサー感度
3) ポインタの速度
4) 5ボタン以上
5) 型落ちの少し安いもの

の5点となります。

無線マウスとセンサー感度

まずは、「無線(ワイヤレス)マウス」ということです。

デュアルディスプレイで手帳も出していると、有線であればどうしても机の上がごちゃごちゃしてしまいます。そのため私は基本的には「無線マウス」しか選択しません。

そして有線でもそうなのですが、無線マウスではより重要になるのが「センサー感度」です。

マウスを動かしているのに思った場所に行かない・・・といったことは避けたいです。センサー感度が良くないマウスであると、そういったことがよくあります。

また細かい動きをすることが出来ず、ファイルをちょっとだけ移動させたいときや、画像ソフトでちょっとだけずらしたいときにうまくいかなかっったり、ポインタを少しだけ動かしたいのに動かせなかったりと、思ったような動作が出来ないこともあります。

MX Master 2Sは、「高精度センサー」を搭載しているため、やはり低価格帯のマウスに比べればその感度は違います。より高額のものであれば、さらに違うのかも知れませんが、ゲーマーというわけでも無いため、仕事上ではこのレベルで十分かとは思います。

ポインタ感度とボタンの数

マウスは「ポインタ速度」にも違いがあります。Windowsの設定でも変えられますが、マウスによってその最高速度には違いが出てきます。

例えば私はロジクールの「M545」も所有していますが、設定でポインタの速度を最速に設定しても、「MX Master 2S」の半分ぐらいの速度より少し遅い感じです(PCの設定にもよるかも知れませんが)。

あまり早すぎても使いづらいのですが、特にデュアルディスプレイを使っていれば、マウスを動かす機会も増えてきます。ポインタがのろのろと動くのはストレスがたまり、動作も遅くなってしまいますので、ある程度のスピードでスムーズに動く事は大切です。

また「ボタンの数」は少なくとも5つ以上のものを選んでいます。

こうすると、「右クリック」「左クリック」に加えて、「センターボール」+2個のボタンがあることになります。この追加ボタンに「進む」「戻る」といつた機能を付与することにより、例えばブラウザでの表示切り替えなどがかなり早くすることが出来ます。

MX Master 2Sはさらにジェスチャーボタンもあるため、ジェスチャー設定も追加で5個できたりと、かなりショートカット設定が出来るので、仕事の効率が上がります。

型落ちで安く購入する

キーボードも共通なのですが、「マウス」は1つ型落ちでも大して機能が変わらないことが多いです。ロジクールの場合は、ほとんど機能が同じ場合もあります(キーボードはあまり型代わりがありませんが、マウスはある程度の頻度で型が新しくなります)。

型落ち製品は販売終了となる場合もありますが、最新版より安く買えることもあります。

私が使っているMX Master 2Sも最新版として「MX Master 3」が出ています。この2機種では機能も多少違うのですが、現時点(2021年7月)での価格差はアマゾンで3500円ほどあります。

MX Masterシリーズの最新版と言うことであればこの価格差もありかも知れませんが、そこそこ良いマウスをそれなりの価格でと考えている場合、最新の「3」ではなく型落ちの「2S」で済ませると言うことも、十分選択肢に入ります。

良いものは欲しいけどできるだけ出費も抑えたい、と言う場合は、高性能マウスの型落ち版を選ぶことも考えて見てはいかがでしょうか。

キーボードの選択基準は

次に私が使っているキーボードです。現在、私が使っているキーボードは、「ロジクールCraft」です。

ロジクール キーボード ワイヤレス 無線 KX1000s bluetooth CRAFT Unifying Windows Mac ワイヤレスキーボード 薄型 KX1000 国内正規品

これはロジクールのキーボードの中では最高級(ゲーミングのシリーズは除く)となるのですが、元々長年使っていたのは、「Wireless Illuminated Keyboard K800(とK800t)」でした。

ロジクール ワイヤレス イルミネート キーボード K800t 無線 ワイヤレスキーボード ワイヤレス 超薄型 Unifying windows K800 薄型 国内正規品

後述しますが、「Craft」は購入したのでは無く、ロジクールの保証で入手したものとなります。

私の選択基準は大きく、

1) 無線で使える(+無線感度)
2) 静音性
3) 打感(タイプ感)

無線キーボード

1つ目はマウスと同じで、無線ということです。

ただ、マウスもそうですが、キーボードも値段が安いものとなってくると無線感度が良くないものもあります。打ったつもりなのになぜか接続が切れていて打てていなかった、と言うこともあり得ます。

ある程度の価格帯のものになれば、無線感度を心配する必要は無くなります。

静音性

私は仕事柄タイピングはかなり早いほうです。ブラインドタッチ(タッチタイピング)は当然ですが、一時期文字興しに近い仕事を行なっていた時期があり、かなりの量のタイピングを行なったため、スピーチを聞きながらそのまま文字興しできるぐらいの速度(と正確性)をもっています。

ブラインドタッチが出来るようになり始めた頃は、キーボードのカタカタと言うタイピングオンが結構好きな頃もありました。何か、仕事をしているような気分になるため、毎日カタカタカタカタと音を立てながらタイプをしていました。

ただ、タイプをすることが多くなると、そのカタカタカタカタが気になるようになり、ある時期からは、カタカタ音が非常に雑音に聞こえるようになってきました。

そこで、キーボードを選ぶときの最重要ポイントの1つに、「静音性」を考慮するようになりました。

その当時に出会ったのが、「Wireless Illuminated Keyboard K800」でした。もう10年以上前です。このキーボードは暗闇で光るキーボードというのも特徴でしたが、その静音性もそれなりのものでした。結局同じキーボードを6~7年ぐらい使ったかと思いますが、いよいよ不具合が出てきたため、同じ型の最新版「K800t」を購入しています。

打感(タイプ感)

キーボードの打感(タイプ感)は人によって好みが分かれるところかとは思います。ただ、打ちやすさは、そのまま「正確性」に直結します。

打感が悪いキーボードは、隣のキーに引っかかったり、タイプしたつもりがタイプされていなかったり、もしくは、余分にタイプしていたりと、思ったような動作にならないことがあります。

また、打ったときの感覚や、打ってからキーが戻ってくる感覚がしっくりこなければ、文字を多く打てば打つほど疲れもたまり、作業の効率に影響を与えてしまいます。

K800tの軽い打感も好きだったのですが、「Craft」さすがに最高級グレードだけあり、その打ちやすさの配慮されたボタン設計や、打感という点では、群をぬいているかとは思います。

ここまでざっくりと、私のマウスとキーボードの選定基準について説明してきました。では、私がなぜロジクール製品を使い続けているのか、と言う点を説明します。

ロジクールの特徴

ロジクールというメーカーの説明はあえて不要かとは思いますが、スイス発祥のコンピューター周辺機器メーカーです。

世界的には「Logitech」ブランドで展開されていますが、日本国内では「ロジクール(Logicool)」ブランドで展開されており、日本法人が設立されてからも30年以上が経過しています。キーボードやマウスのメーカーとしては、最近多くなっている中華ブランドとは違い、信頼性があるブランドととして確立されています。

1. 低価格帯~高価格帯まで揃っている

ロジクール製品は低価格帯から高価格帯まで一通りラインアップが揃っています。

もし色々なメーカーの商品を比較する場合、単純に価格帯だけから機能を判断することは出来ません。一方でロジクールの製品であれば、価格帯を見ればどのレベルの製品かが分かるため、色々な機種を比べて比較する手間が省けます。

そのため、予算に合わせて自分が必要な製品を素早く選ぶことが出来ます。中華製のよく分からない製品を安く買おうとするよりは、しっかりとしたメーカーの製品を選んだ方が結局は節約にも繋がることが多いです。

2. ロジクールブランドの安心感

世界的に展開している「ロジクール」というブランドへの安心感もあります。

たとえ低価格帯の製品であったとしても、「ロジクール」というブランド製品のため、ある程度のクオリティは保証されています。

もちろん、ロジクールの製品であっても不具合や満足できない点もあるでしょう。それでも、色々なメーカーのものを購入したり、どこか分からないメーカーのものを購入した方が、「外れ」の製品に当たる可能性はずっと高くなるはずです。

3. Unifyingで接続可能

ロジクールの無線製品は、基本的には「Logicool Unifying受信機」をパソコンに接続すれば接続が可能です(ゲーミングなどでは一部対応していない製品もあります)。

ノートパソコンであればBluetooth対応製品を選ぶという方法もありますが、デスクトップでは、Bluetoothを搭載していないことも良くあります。またBluetoothを前提にしてしまうと、キーボードやマウス自体も対応製品でないといけないため、選択肢を狭めてしまいます。

ロジクール製品であれば、1つのUnifying受信機で最大6台まで接続できるため、キーボードもマウスもロジクールで揃えてしまえば、いろいろな受信機をメーカー毎に用意する必要はありません。もちろんBluetooth対応の有無も気にしなくて良いです。

また、ロジクール製品専用の受信機のため、Bluetoothで接続するよりも安定性も高くなり、接続の設定も専用ソフトで簡単にできます。

4. 設定ソフトの統一できる

これも同じメーカーで統一するメリットですが、マウスやキーボードのボタン設定も1つのソフトで統一して行なうことが出来ます。

色々ソフトを使う必要なく、1つのソフトで使用している全てのマウスとキーボーとを管理できるのは、作業時間の短縮に繋がります(機種によってはロジクールでもソフトが分かれる場合はありますが)。

5. セールが多い

ロジクールの製品は、アマゾンのタイムセール祭りやプライムセールでは必ずと言って良いほど対象商品となります。

またかつては公式ストアでもセール価格やアウトレットで商品を買えることが結構ありました(現在も実施しているかは不明ですが)。

私はまだ使ったことがありませんが、2020年8月には楽天にも公式ストアをオープンしました。

アマゾンでは毎月何らかのセールが開催されていますので、緊急で必要と言うことで無ければ、セール価格で購入することが出来る可能性が高いメーカーと言えます。

キーボードとマウスは消耗品

ここまでロジクールを選ぶ理由について書いてきましたが、もう1つの重要なポイントが「保証」です。

使用頻度が高くないと気づかないかも知れませんが、キーボードとマウスは「消耗品」です。

もちろん、購入してすぐにおかしくなるようなことは初期不良でも無い限りまず無いでしょう。ただ、毎日何時間も使っていると、いつか調子が悪くなることは普通にあります。

キーボードであれば特定のキーが反応しなくなったり、マウスであれば、スクロールがおかしくなったりと、症状によっては仕事にも影響が出てきます。またいつも症状が現れるわけでは無く、時々しか発生しない場合もあります。

そんな時、「消耗品」であることが頭に入っていなければ、自分の使い方がおかしいのかや、パソコンの調子が悪いのか、もしくはキーボードとマウスの調子がたまたま悪いのでは無いかと考えたりと、「他の原因」を考えてしまうことも多々あります。

ここで消耗品であることを理解していれば、「いつかは壊れるもの」との前提が出来ています。そしてそんな時に大切なのが、「保証」なのです。

ロジクールの製品は保証がしっかりしている

私がロジクール製品を選ぶ最大の理由の1つが、この「保証」です。

商品にもよりますが、1~2年の保証期間がついており、その期間内であれば、壊れた場合は「無償交換」してくれます(正確には交換では無く、壊れた商品を返送しなくとも新品を送ってくれますが)。

1年で壊れること何てあるのか、と考える人もいるかも知れませんが、使用頻度が高ければ普通にあり得ます。もちろん、壊れること無く何年も使える商品もあるため、必ず壊れると言うことではありません。

ただ、「消耗品」はいつかは壊れてしまうものです。それが早いか遅いかは、「運」と言うこともあります。何年も使って壊れたのであればまだ諦めもつきますが、購入して1年以内で壊れてしまうと、費用的なダメージも大きくなります。

私が「Craft」のキーボードを使っていると既に述べましたが、実はこれは「K800t」の保証で交換してもらったものです。「K800t」の調子が悪くなった当時、保証期間内であったため私はロジクールのサポートに連絡しました。

色々とやりとりをした結果、結局新品を送ってもらうことになったのですが、当時キーボードの品薄が続いていた時期で、「K800t」の用意が出来ないとのことでした。そのため、上のランクのものに交換してくれると言うことになり、「Craft」を入手することが出来ました。

また「MX Master 2S」も実は2台目で、1台目は購入してから1年ぐらいで調子が悪くなり、結局交換と言うことになりました。

このように、ロジクールのサポートであれば保証期間内であればきっちりと新品への交換で対応してくれます。

もちろん、製品が壊れやすかったとか、私が壊しやすい使い方をしていたとか、そういうことは基本的にはありません。

普通に使っていてもいつか壊れてしまう、というのが「消耗品」です。その時に、しっかりとした保証が有ることは力強いサポートとなります。

最近はサポートの質が低下か・・

ただ、そんなロジクールのサポートですが、最近はサポートの質が低下しているように感じます。

まず、新型コロナを期に、電話サポートがなくなってしまいました。これはロジクールだけでは無く他のメーカーでもあることですので仕方が無いかも知れません。電話サポートに変わり、メールサポートとなり、最近ではチャットサポートも加わっています。

このメールとチャットの質が良くないように感じています。特にチャットは日本人以外のサポートスタッフに当たることもあり、その場合は、(日本語で返事は来るものの)機械と話しているのとあまり変わらない対応となり、症状に合わせた対応では無く、画一的なトラブルシューティングに終わってしまいます。

メールの場合は回答までに時間がかかることもあり、以前のように電話ですぐに聞いて解決、ということが出来なくなったことは、質の低下ではないかとは思います。

それでも、症状が改善しない場合は最終的には交換が可能です。ただその場合でも、「製品の写真(シリアル番号)」と「購入の証明(領収書など)」をメールで送付する必要があります。

これまでの経験から、ロジクールではシリアル番号で購入時期などを管理しているようですので、最悪製品のシリアル番号が分かる状態であれば、ロジクール側でも保証対象かどうかは判別してくれるようではあります。

ただ以前は電話でシリアル番号を伝えればすぐに確認が出来たのですが、現在はそれもできなくなっていますので、保証書や購入の証明が出来るものはしっかりと保管しておいたほうが良いでしょう。

また保証期間も、高額商品はかつては5年とかより長期間のものもあり、普通の商品も3年保証とかがあったのですが、最近は1~2年保証となっており、これも残念な点です。

それでも、保証を申請すればしっかりと交換してくれますし、やりとりに時間がかかることが増えたとは言え、保証が決まれば基本的には即発送してくれ2~3日で手元に新品が届きます。

ロジクールというブランドに対する信頼感と、確実に保証してくれるという安心感、この点が私が10年以上にわたってこのブランドを使い続けている理由となります。

ペンギン探偵の考察

考察

マウスやキーボードは色々な種類が販売されているため、いざ新しいものを購入しようとすると、探すのが大変です。

その点、同じメーカーのものを使い続けていると、選択肢がぐっと狭まります。前回よりも1つ上の機種にしてみようかとか、たまにはゲーミングマウスを仕事で使ってみようかとか、そういう選び方が出来ます。

新しい出会いが無くなる、という考え方もあるかも知れませんが、メーカー固定は、そういった選択に関する無駄な検討時間を省いてくれる、というメリットも大きいのではないかとは思います。

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