副業で成功するために絶対的に必要な条件を1つあげるとすれば、「継続」はかなりの場合に当てはまるはずです。
そもそも継続出来なければ、成功はあり得ません。失敗する多くの人の共通点は、継続が出来なかったからです。
ただ一方で、「継続」だけではダメです。今回はその理由について紹介します。
ブログは時間がかかるからと言って・・・
副業として何かやる中で、「ブログ」を選ぶ人も少なくはありません。
ブログは初心者でも始めやすく、また情報も多く出ているため、やり方の習得も難しくありません。
そしてよく言われるのが、「ブログは時間がかかる」ということです。
ブログである程度稼ぐためには、確かに時間がかかります。その前提があるため、何ヶ月も収入が無くとも頑張って続けようとする人もいます。
これは完全に無駄な事ではありませんが、一方で、Webビジネスというのは小さな収益であれば作ることは難しくありません。
ブログに限ったことではありませんが、何ヶ月も続けても収益が0というのは、そもそもどこかに問題があるはずです。
時間がかかるからと言って、成果が無いままただ続けることは避けた方が良いでしょう。
「継続」は改善が大前提
継続はもちろん大切ですが、その大前提は「改善」することです。
Webビジネスというのは、色々と計画して最初から複雑に作り込んでいくよりも、先ずはとりあえずリリースしてみる方が良いことも多いです。
リリースした後、データを取得してそれを元に改善を行なうのです。
大切なことは、リリースして放置してはいけない、と言うことです。またブログであれば、単に記事を更新し続けるだけではいけない、と言うことになります。
Webサービスの場合は、リリース後に取得したデータを元に、例えば、ユーザーのニーズに合わせてサービス内容を修正をしたり、お悩み解決系の記事を投稿したりと言った、追加の作業が必要となります。
分野にもよりますが、リリースしただけで自然に集客が出来ることは中々難しいです。必要な広告を打ち、その広告の内容に合わせてページを修正していく、と言うことも時には必要です
ブログの場合であれば、単に「記事数」だけを増やしても意味はありません。
もちろんブログの目的は様々です。私が書いているこのブログのように、収益化を目的としておらず、単に自分の考えを書くことだけを目的にしている場合などは、書きたいことを自分のペースに合わせて書けば良いでしょう。
一方で、収益化したいという目的でブログをするのであれば、その目的に合わせた題材を選び、記事を書き、記事を分析し、次の記事やリライトに繋げていく必要があります。決して、記事を書いて(公開して)終わりではありません。
続けることが大切だからと、ただ記事数だけ積み重ねるブログを運営しているのであれば、成果を出すことはまさに運に頼るようなものかも知れません。
目標を設定しておく
では改善するためには何が必要でしょうか。
改善の前提として、「目標の設定」があります。そもそも目標が無ければ、改善の方向性が定まりません。
目標を立てるときに注意したいのは、「具体的な数字で立てる」ことと、「作業量を目標にしない」と言うことです。
具体的な数字は、「売上げ」や「利益」といった数字が分かりやすいです。サイトを運営していればPVやUU、会員系サービスや教室系であれば、新規の会員獲得人数などもありえます。副業の場合は最終的には手元に残るお金を増やしたいはずですので、収入に関連する数字で建てるのが良いでしょう。
またブログの場合、「1週間●記事更新する」というような目標を立てる人がいます。ただ、1週間●記事更新というのはあくまで「作業量」です。
時給制の仕事など作業量=収入になるのであればそれでもいいかもしれませんが、ブログやサイト運営であれば、●記事更新したからと言って確実に●円の収入になる、と言うことはありません。例外として、記事広告のような形で1記事●円で売っている場合は別ですが、副業の場合であればこれはレアなケースでしょう。
目標を達成するためにはある程度の作業量はもちろん必要です。ただ、作業すること自体が目標では無く、目標はあくまで収入を得ることのはずです。
この部分を勘違いしてしまうと、単に記事の本数を更新することだけを目指してしまい、いつまでたっても収入は得られない、ということにもなりかねません。
目標から作業に落とし込む
記事を●本更新するというような作業量は、あくまで「●円の収入を得る」という目標を達成するための1つのピースに過ぎません。収入を得るためには本数だけでなく、アフィリエイト素材の選び方から、記事の内容選定、SNSなども含めた記事の拡散など、他にもやるべき作業があります。
大切なことは、まずは最終的にいくらの収入を得たいのかといった「目標の数値」を立てることです。そして、その目標に必要な作業は何かを考え、目標から1つの1つの作業に落とし込んでいくことです。
そうするとことで、もしも目標が達成出来なかった場合でも、どの部分を改善すれば良いかが分かりやすくなります。
そもそもの作業量が足りなかったのか、もしくは、作業量は計画通りだったのだけど目標には届かなかった、では対処方法も違うはずです。
作業量が足りないのであればその時間を確保するか、目標を変える必要があります。
作業量が足りているのであれば、目標を達成するためにはそもそもの想定作業量が少なすぎるのか、もしくは、作業の内容自体が悪いのか、といったことが改善点になります。
「継続」はモチベーションに頼らず習慣化する
途中で挫折してしまう人の中には、「やる気が出ない」「モチベーションがわかない」などといった声もよく聞きます。
ここで大切なことは、継続はモチベーションに頼ってはいけないと言うことです。やる気の有る無しにかかわらず、やるべき事はやる、と言うのが継続の前提です。
人の気分は毎日変わります。今日はやる気があるという日もあれば、今日はやる気がわかない、と言う日もあるでしょう。ただそれに左右されては継続は難しくなります。
目標と作業を決めておくことの重要性はここにもあります。それは、「毎日何をやるべきかは予め決めておく」事が可能になるからです。
既にやるべき事を用意しておくことで、それを黙々とやるだけの状況を作るのです。そしてそれを「習慣化」してしまうことが、継続するためのポイントです。
私の場合は、もう数年間、365日1日も休まずに更新しているサイトが1つあります。このようになれば、更新しないことが普通では無いことになります。
いわば、毎日歯磨きをするような感覚です。歯磨きをするのにやる気の有無は関係ないでしょう。もちろん、今日は面倒くさくてちょっとやりたくないなぁと言う日もあるかも知れません。ただ、歯磨きをせずに寝ようとすると、何か気持ち悪いはずです。
とにかく最初のうちは、モチベーションは考えずにただ黙々と続けることです。そうすればいつの間にか習慣化され、やらない方が気持ち悪くなってきます。
ペンギン探偵の考察
目標と合わせて大切なことが「期限」です。
10万円を稼ぐという目標を立てたとして、それが1カ月後なのか、1年後なのかでは話が全然違ってきます。
目標と期限は常にセットで考えるようにしたいですね。